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  軟カプセル剤の簡易懸濁法における投与状況並びに問題点に関するアンケート調査

3.軟カプセル剤と簡易懸濁法の今後の取り組みに関する事項
設問14.軟カプセルの簡易懸濁法において、どのような情報の充実が必要だと思われますか。 
 
設問15.軟カプセル剤全般について、問題点やお困りの点がありましたら教えてください。 

■軟カプセル剤の性状に関するご意見
・硬カプセル剤と違い、軟カプセル剤の特徴など基礎的なことが分からない。
・製剤ごとの特徴や簡易懸濁法を行う際の注意点が知りたい。

■軟カプセル剤の簡易懸濁法に関するご意見
 ・簡易懸濁法で投与できる製剤が限られている。また、先発品と後発品で、簡易懸濁法の適否が異なるケースがある。
 ・軟カプセル剤の粉砕・簡易懸濁法を不可としているため、代わりに錠剤や硬カプセル剤を採用している。
 ・器具への残留といったリスクを考慮しても投与したいと希望があるときのみ実施している。
 ・簡易懸濁法なら粉砕法で使用できない軟カプセル剤も使えて選択できる製剤の幅が広がるというイメージがある。

■残留に関するご意見
・器具に油性成分が付着するため有効成分の少ない製剤では、効果が発揮できるくらい投与できるか心配。
 ・経腸栄養剤を少量混合したり、よくフラッシュしているが、器具への剤皮の残留と臭いが付くのが気になる。
 ・油性成分によりシリンジがギシギシして、毎回交換しなければならないため、軟カプセル剤の簡易懸濁法は実施していない。
 ・同じシリンジを繰り返し使用することでチューブの汚染や閉塞が起こらないか心配。

■その他のご意見
 ・吸湿性が高いイメージがある。製剤によってはPTPから出し、分包すると柔らかくなってしまう。
 ・識別コードが付いているものが少なく、製剤識別時に困る。
 ・実際に投与してある程度の血中濃度が得られた例を経験している。

軟カプセル剤の簡易懸濁法に関して情報の充実が必要だと思う事項として、「簡易懸濁法の適否について」「有効成分の安定性について」「器具への残留について」「多剤との同時投与について」が多く挙げられた。
また、軟カプセル剤に関し、カプセル剤全般に関する疑問を初め、様々なご意見をいただいた。
軟カプセル剤の
簡易懸濁法の
実施状況
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軟カプセル剤
の簡易懸濁法
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