軟カプセル剤の簡易懸濁法
高齢化社会に伴い、摂食・嚥下障害から薬剤の経口投与が困難な患者が増えています。このような患者には薬剤の経管投与が行なわれ、中でも操作が簡便な簡易懸濁法は広く用いられています。最近では、簡易懸濁法への関心の高まりから製薬会社においても簡易懸濁法に関する情報保有は重要になってきていますが、軟カプセル剤の簡易懸濁法における挙動はほかの固形製剤とは性質が異なるうえ、その研究や報告は多くないのが現状です。
そこで、東洋カプセルでは、軟カプセル剤の簡易懸濁法に関し、次の研究を行いましたのでご紹介いたします。
【注意】
簡易懸濁法による投与方法は適応外使用です。
本技術情報はあくまでも弊社で試験を実施した参考結果であり、投与の適否を示すものではありません。
また、簡易懸濁法により投与した場合の有効性、安全性、体内動態等の確認は行っておりません。
データの利用・簡易懸濁法の実施は、医師・薬剤師様のご判断に基づき実施いただけますようお願い申し上げます。