SDGsに対する取り組み
東洋カプセル株式会社では、事業運営において持続可能な開発目標 (SDGs:Sustainable Development Goals) を念頭に置き、従業員や地域の皆様、パートナー団体との様々な取り組みを通じ、持続可能な社会の実現を目指します。
┃ヘルスケア領域における製品開発を通じた社会貢献
あらゆる年齢のすべての人々の健康な生活を確保し、福祉を推進する |
小児から高齢者までより飲みやすく、扱いやすい製剤を目指し、研究開発を行っています |
嚥下機能が低い小児や高齢者は場合によって服薬に苦痛が伴います。東洋カプセル株式会社では、小児や高齢者の服薬コンプライアンス向上をめざし、小さくて飲みやすい「粒子状製剤」を開発しました。 |
粒子状製剤. 径が1~数 mmの球形のカプセル。小児には体重に合わせた服用ができ、高齢者には嚥下しやすい服用が可能になる。 |
ニーズが満たされていない小児を対象とした製剤の研究開発を行っています |
小児用製剤は製薬企業の開発ターゲットになりにくく、小児を対象とした製剤は限られています。東洋カプセル株式会社では、「小児用製剤の開発」や「食物経口負荷試験に用いる標準食の開発」を通じて、いまだ満たされないニーズに応えていきます。 |
┃教育機会の提供による社会貢献
すべての人々への、包摂的かつ公正な質の高い教育を提供し、生涯学習の機会を促進する |
小学生を対象とした工場見学会を実施しています。 |
東洋カプセル株式会社では、小学生の皆さんに医薬品について学んでいただくための工場見学会を開催しています。これまでに、富士宮市主催バスツアー「親と子の施設めぐり」や、地元小学校の「貴船小学校工場見学会」に協力させていただきました。医薬品の重要性を学ぶことで、命の大切さについても理解を深めていただければと考えております。 |
小学生を対象とした工場見学会. |
キャリア教育の教材へ情報提供を行っています。 |
小学生が自身のキャリアについて考えられるよう、キャリア教育の教材へ情報提供を行っています。これまでに、富士宮市「小学生のためのお仕事ノート」に会社情報や仕事内容を掲載いただきました。製薬企業の理解を深め、医療を志す方の一助となればと考えております。 |
薬学部の実習に協力しています。 |
製剤のプロとして、薬科大学における講義や実習を行っています。これまでに、昭和大学「製剤化と製剤試験法」の実習を担当してきました。医薬品開発で培った当社の経験を糧に、次世代の医療の担い手が活躍していただければと考えております。 |
研究成果を学会にて発表しています。 |
製剤開発を通じて得られた知見を社会還元のため、学会にて発表しております。これまでに、「日本薬学会」や「日本薬剤学会」、「シクロデキストリンシンポジウム」、「日本摂食・嚥下リハビリテーション学会」、「EuPFI Conference」、「日本小児臨床薬理学会にて実施してきました。より豊かな暮らしに向けた化学技術の発展に、当社の経験を活かしていただければと考えております。 |
┃技術革新による経済成長を通じた社会貢献
包摂的かつ持続可能な経済成長 |
強靱(レジリエント)なインフラ構築、包摂的かつ持続可能な産業化の促進及びイノベーションの推進を図る |
先端設備を導入した新工場を建設しています。 |
東洋カプセル株式会社は、働きがいのある職場づくりと地域の経済成長、そして技術革新の促進を目指し、最先端設備を備えた新工場を建設しています。新工場では効率的な製造プロセスを導入することで、生産性を大幅に高め、より多くの患者様に医薬品を供給できる体制になります。社会や地域に根差した企業の一員として、製薬企業の責務を果たし、未来に向けた新たな価値創造に貢献してまいります。 |
新工場の外観.良好な景観形成に配慮し、富士山麓の景観にふさわしい穏やかな色彩を用いる。 |
アカデミア機関と連携し、技術革新に取り組んでいます。 |
異なる専門性とのコラボレーションにより、自社単独ではなしえない技術革新を目指しています。これまでに、「東京薬科大学とのジョイントセミナー」や「熊本大学との講演会」、「静岡がんセンターとの共同研究」を実施してきました。当社の製剤化技術とそれぞれの専門性のシナジーにより、革新的な化学技術の創出から生活をより豊かなものにしていきたいと考えております。 |
┃資源の有効活用による社会貢献
持続可能な生産消費形態を確保する |
産業廃棄物のリサイクルに取り組んでいます。 |
東洋カプセル株式会社では、製造工程によって生じるゼラチンの廃棄物を飼料づくりに活用する取り組みを実施しています。カプセル製造では原料であるゼラチンの余りが廃棄物として生じます。安全性が高く、栄養価の高いゼラチンをそのまま廃棄するのではなく、協賛いただけた飼料メーカーに対して提供を行っています。健康食品部門では、廃棄予定だったゼラチンの50%以上を飼料づくりに活用しています。 |
┃地域活動を通じた社会貢献
包摂的で安全かつ強靱(レジリエント)で持続可能な都市及び人間居住を実現する |
陸域生態系の保護、回復、持続可能な利用の推進、持続可能な森林の経営、砂漠化への対処、 |
南陵の森フォレストセイバープロジェクトに参画しています。 |
東洋カプセル株式会社は、「南陵の森フォレストセイバープロジェクト」の一員として、環境整備の取り組みを実施しています。南陵の森は富士山工場が位置する富士山のすそ野、標高約400 mに位置する15 haの緑地で、自然林の生態系を残しています。この貴重な自然資源を、南陵工業団地の進出企業が主体となり、フォレストセイバープロジェクトとして環境保全活動を行っています。富士山の森としてふさわしい地域性溢れる緑の復元と創出をこれからも続けてまいります。 |
地域に根差した地元採用を積極的に行っています。 |
近隣の高校を対象とした工場見学会の開催など職業経験の機会を提供するとともに、積極的な地元採用を推奨しています。地域に根差した企業として、地元住民の皆さんとともに、経済活動を続けていきたいと考えております。 |