軟カプセル剤のマーキングシステム
軟カプセル剤は、剤形が球面体であり、剤形表面へのマーキングが困難であることから、錠剤に比べマーキングの施された製品が普及していないのが現状です。 医薬品表面への印字方法として、オフセット印刷法、インクジェット印刷法などもありますが、環境に配慮したマーキングステムであるとはいえません。 そこで、軟カプセル剤に適し、なおかつ環境に配慮したマーキングシステムについて検討いたしました。 |
1.従来のマーキングシステム
◆オフセット印刷法 | |
刷版についたインクを、転写ローラーにいったん移し、それを介して軟カプセル剤表面に転写し、印字する。(接触マーキング) 軟カプセル剤へのマーキングにおける問題点 |
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◆インクジェット印刷法 | |
軟カプセル剤表面に、微滴化したインクを直接に吹き付け、印字する(非接触マーキング) 軟カプセル剤へのマーキングにおける問題点 |
2.レーザーマーキングシステム
◆レーザーマーキング法 | ||||||||||||||||
軟カプセル剤表面にレーザビームを照射し、印字する。 レーザーマーキングのメリット
レーザーマーキングの問題点 レーザーマーキングの安全性 |
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レーザーマーキングの実例 | ||||||||||||||||
1.印字可能な文字列:英語、数字、カタカナ、ひらがな、漢字、図形 | ||||||||||||||||
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2.文字数:カプセル面積中に収まる範囲で可能 | ||||||||||||||||
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3.文字高さ、幅:カプセル面積中に収まる範囲で可能、文字を大きくするのに有効 | ||||||||||||||||
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4.X軸、Y軸オフセット:印字開始位置の調節、カプセル面積内で移動可能 | ||||||||||||||||
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5.文字角度:印字角度の調節 | ||||||||||||||||
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3.本技術に関する発表
本技術について、次の学会・学術誌にて発表を行いました。
【日本薬学会第129年会】 開催日:2009年3月26日(木)~3月28日(土) (1: 東洋カプセル) 【PHARM TECH JAPAN】 論文タイトル:軟カプセル剤のマーキングシステム (1: 東洋カプセル) |
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